地味なトークンミニオンを紹介したい
ハースストーンには、「トークンミニオン」という要素が存在します。
デッキに入れる事の出来ない、他のカードの効果でのみ召喚可能なミニオンの事です。
Tier上位カードが召喚する有名なトークンも多いですが、あまり使われる事の無いトークンは普通の地味なカード以上に忘れられやすいものです。
今回は、そんな地味なトークンたちを紹介していきたいと思います。
1.パビリオンの決闘者
まずは、ダークムーン・フェアへの招待状の呪文「デスマッチ・パビリオン」で召喚される「パビリオンの決闘者」です。
デスマッチ・パビリオンは当時でも採用率0.1%を切るようなカードでした。ワイルドなどでもそんなに強い効果では無さそうなので、恐らく覚えている人は少ないのではないでしょうか。攻撃時には勇ましい声で「逃がさねぇ!」と言いますが、一体どれだけの人が聞いているのかと思います。
2.変身・ラプター
続いては大魔境ウンゴロで登場した「シェルシフター」が選択で変身する「変身・ラプター」です。スタンにいた頃もそんなに使われるカードでは無かったと思いますが、今さらワイルドで使う人はさらに全くいなさそうなので見かける事は中々無いでしょう。
ちなみに、もう1つの変身先である「変身・ダイアホーン」は何やら見覚えのあるデザインです。
そう、バトルグラウンドの「棘々の志士」ですね。
こういった地味なトークンカードは、バトルグラウンドのカードとして再利用される事がよくあります。
3.デビルサウルス
続いては「デビルサウルス」です。デビルサウルスと言うと「デビルサウルスの卵」から出てくるのが有名ですが、ハンターの色をしている事からも分かる通り卵産ではありません。皆さんは何のカードから出てくるか分かりますか?よかったら、当ててみてください。
答えは天下一ヴドゥ祭の「エサ付きの矢」でした。「デスマッチ・パビリオン」などに比べると多少使われていたカードではあるので、分かった方も多いかもしれません。
ちなみに、デビルサウルスという名前のトークンはこれと卵の他「ティンクマスター・オーバースパーク」からも登場しますが、いずれも絵は違います。トークンミニオンの場合は絵が使いまわされる場合も多いですが、デビルサウルスは召喚元のカードによって全て異なる絵が使われています。
4.コウモリ
続いても同名カードがいくつか存在するものの、絵は固有というトークンです。なんのカードから召喚されるトークンか分かりますか?中立という事がヒントになるかもしれません。
そう!ヴドゥ祭りのカード「盲目のレンジャー」ですね。コウモリを召喚する中立のカードはこれだけです。
コウモリを召喚するカードは他にもハンターとウォーロックに存在し、それぞれ絵も違います。こちらはウォーロックの「逢魔コウモリ」が召喚するコウモリです。私は盲目のレンジャーはほとんど使っていなかったのですが、逢魔コウモリはよく使っていたのでこちらの方が馴染みがあります。
5.ミスリル・ゴーレム
続いてはコボルトと秘宝の迷宮で登場したカード「ミスリル・ゴーレム」から登場するゴーレムです。アップグレードの条件がつらく、あまり使われる事はありませんでした。
ちなみに同じく地味だったカードの「システム改竄」で召喚されるゴーレムは「石のゴーレム」であり、見た目もだいぶ違います。
6.グリフォン
続いては悪党同盟のカード「フライトマスター」が召喚する「グリフォン」です。自分と相手の陣地に1体ずつ出てくるという、珍しいミニオンです。グリフォンを召喚するカードは他にもハンターの「露払い」がありますが、絵はちゃんと違います。
7.ストームパイクの守備兵
最後はこの「ストームパイクの守備兵」です。このカードの名前を憶えている人は少ないかもしれません。スタッツと挑発を見て召喚元のカードを当てられる人はいると思いますが、名前で分かったら相当凄いと思います。私も名前だけでは分かりません。
召喚元はこの「罪なき人々を守れ」でした。「守備兵を召喚する」と書かれているだけで、「ストームパイクの守備兵」とは書かれていませんね。このように、召喚元のカードテキストに名前が書かれていないと、余計に憶えづらい気がします。
以上、7種類のトークンミニオンをご紹介しました。地味なトークンミニオンは普通のカード以上にすぐ忘れられがちですが、固有の絵やセリフを持っている場合も多く、バトグラなど意外な所でリサイクルされている場合もあるのでたまに振り返ってみると楽しいのではないでしょうか。皆さんもぜひたまには、地味なトークンを振り返ってみてください。