地味なカードを考察したい ハースストーン

ハースストーンの地味なカードなどを紹介しています

「即席マルチバース」を50回使ってみた

先日、「即席マルチバース」というカードを使ってみた。「合計12マナ分のランダムなミニオンを召喚する」という大味な効果のカードで、結果はかなり当たり外れが大きい。

世間ではあまり使われていないようだが、実際のところ期待値はどの程度なのかという事が気になる人もいるだろう。

という訳で、実際に50回ほど使ってみた。以下はその結果の一覧である。出たミニオン全部を書き出すのはブログのスペース的に難しいので、名前を書くのは最高コストのミニオンだけにしてある。

結果一覧

出たミニオンの数 出たミニオンのコスト 最高コストのミニオン 合計スタッツ 結果
5 1+4+1+1+5 ミスタァ・ヴィスタ 26 残した
2 11+1 ウルトラギガサウルス 45 巻き戻した
2 11+1 ウルトラギガサウルス 44 巻き戻し後
3 4+5+3 老いた古代樹 25 残した
4 6+3+2+1 タイタン学者オスク 23 ハガサのスライム産(巻き戻せない)
2 8+4 チッソクドン 23 巻き戻した
3 1+10+1 安全専門家 22 巻き戻し後
5 3+6+1+1+1 小包仕分け係 27 ハガサ
2 8+4 風岬のワーム 21 ハガサ
3 9+2+1 灼熱の監視者 23 ハガサ
3 9+1+2 アシャマネ 21 巻き戻した
6 5+1+2+2+1+1 キャバレーのスター・キャレス 26 巻き戻し後
3 8+1+3 邪教幹部ヘレン 23 ハガサ
2 9+3 アシャマネ 21 ハガサ
4 6+3+1+2 常緑鹿 27 残した
5 3+4+2+1+2 ラジディール 36 残した
2 4+8 草原の闊歩者 23 残した
2 11+1 ウルトラギガサウルス 45 残した
4 7+3+1+1 ビブシ・ペイントフーフ 18 巻き戻した
2 9+3 ハースストーンの化身 14 巻き戻し後
2 6+6 小包仕分け係 21 ハガサ
2 7+5 テクノサウルス 18 ハガサ
2 11+1 ウルトラギガサウルス 45 残した
3 4+7+1 時空王デイオス 23 残した
5 1+4+1+2+2 ティンドラル・セージスウィフト 21 ハガサ
3 9+2+1 海辺の巨人 21 ハガサ
2 2+10 安全専門家 21 残した
3 1+10+1 魂の覚醒者 19 ハガサ
3 10+1+1 ブライアースポーン・ドレイク 27 ハガサ
4 8+1+2+1 昆虫学者トルー 24 ハガサ
3 10+1+1 トラベルマスター・ダンガー 12 巻き戻した
2 10+2 魂の覚醒者 18 巻き戻し後
3 7+3+2 獣の説教師タカ 13 巻き戻した
6 2+2+3+1+3+1 盛り場の客寄せ 25 巻き戻し後
2 9+3 エルーンに選ばれしアヴィアナ 23 巻き戻した
4 7+1+3+1 ギンギラパフォーマー 20 巻き戻し後
4 1+9+1+1 ロボクサレガオ 26 残した
2 11+1 ウルトラギガサウルス 45 ハガサ
5 3+6+1+1+1 秘境の長エショー 28 巻き戻した
2 7+5 サスクァーッ 20 巻き戻し後
3 8+2+1 キングプラッシュ 23 巻き戻した
2 3+9 火口の王クラッグ 22 巻き戻し後
5 2+4+1+4+1 砂時計の助手 24 残した
2 9+3 黒曜石の像 17 残した
3 9+2+1 解き放たれたムロゾンド 23 巻き戻した
2 11+1 ウルトラギガサウルス 44 巻き戻し後
4 3+4+3+2 灼熱リーヴァ― 22 巻き戻した
2 10+2 安全専門家 21 巻き戻し後
2 11+1 ウルトラギガサウルス 46 残した
3 8+2+2 ごちそうドラゴン 23 ハガサ

結果をまとめると、まずミニオンの数としては10マナ+2マナ、9マナ+3マナなどで2体出てくることが最も多く、50回中21回は2体だった。続いて3体が14回、4体が7回、5体が6回、6体が2回という結果だった。平均すると3.06体だった。

出たミニオンの合計スタッツの平均は、25.36だった。巻き戻した時の結果を省くと26.07となる。8/8と5/5が1体ずつ出てくれば合計26なので、最もよくある結果としては大体そんなところと考えればよいだろう。

ミニオンごとの出現回数は11マナのウルトラギガサウルスがダントツで多く、50回中7回も出現した。恐らく、出現しやすいようなアルゴリズムになっているのだと思う。なお逆に0マナのミニオンは1度も出なかったので、出ないようになっていると思われる。

使ってみた感想

まず、出て嬉しかった組み合わせはやはり「ウルトラギガサウルス+1マナミニオン」だ。14/28というスタッツは6マナで出せるミニオンとしては破格すぎる。ウルトラギガサウルスが出て、そのまま試合が決まるというケースは何回もあった。

逆に1番嬉しくなかったのは、まず「トラベルマスター・ダンガー+1マナミニオン2体」という組み合わせが出た事があった。だが、これは巻き戻したので問題ない。巻き戻せなかったケースとしては「ハースストーンの化身+のんきなクッキー」が最悪だった。のんきなクッキーは場合によっては強いだろうが、活かせる盤面でもなくそのまま負けてしまった。

また、低コストのミニオンが沢山出てくると大抵AOEで一気に処理されてしまい、あまり強くない。8~11マナのミニオン+低コストミニオンという組み合わせの方が強かった印象だ。

さて、結局即席マルチバースは強いのか強くないのかという話だが、はっきり言って全く強くない。

先ほど、「出たミニオンの合計スタッツの平均は25.36」と書いたが、「リモコン狂走」は5マナで4/4を3体、合計スタッツ24分のミニオンを召喚することができる。うまく断末魔や特殊効果持ちのミニオンが出て来なければ、オーバーロード込みで9マナも払っておいて5マナ呪文程度の強さしか発揮できないという事だ。

そして、強い断末魔などを持ったミニオンが出てくる確率はそこまで高いわけでもない。巻き戻し込みでも、「実質9マナのリモコン狂走」で終わってしまう事はままある。さらに現状のスタンではオーバーロードで失ったマナクリスタルを復活させたり逆利用する手段も存在しない。上振れはあるが、基本的には使いたくない弱いカードと言っていいだろう。

隠れた仕様&それを利用した強い使い方

ちなみに、即席マルチバースの隠れた仕様として、「盤面が埋まっていてもなるべく12マナ分のミニオンを召喚してくる」というのがある。例えば、盤面が2体分しか空いていない時に使っても、5マナミニオンと3マナミニオンが召喚されて合計8マナで打ち止めといった事は無い。2体しか召喚できないならば、10+2マナや8+4マナの様に、必ず2体で合計12マナになるようにミニオンを召喚してくれる。

なお、盤面が1体分しか空いていない状態で使うと、必ず11マナのウルトラギガサウルスが召喚される。これは今のスタンの12マナミニオンである「キャリアー」「マザーシップ」が通常はランダム召喚から出現しない仕様であるためと思われ、ワイルドで使うとちゃんと12マナミニオンが出てくる。

この仕様は、即席マルチバースを使うならば結構重要になってくる。相手のクラスや盤面にもよるが、4/4ぐらいのバニラミニオンが何体か出てくるぐらいならウルトラギガサウルス1体の方がよっぽど強いというケースは多い。「6マナでウルトラギガサウルスを出せる最強コンボ」として覚えておいた方が良いかも知れない。動画のコメントで教えて頂いたのだが、この仕様を利用して「溶解ウーズ」と合わせて使っているという人もいた。

ただし、今のシャーマンで6マナを余らせつつ盤面を6体埋めるのはちょっと大変でもある。それにこだわると中々出せなくなってしまうだろう。使えるのであれば盤面が空いていても使った方がよいとは思う。また、盤面が埋まっていてマナが余っているのであれば「星に願いを」の方が強い場合も多い。

以上、即席マルチバースの考察である。あまり強くは無いのだが、実際に使ってみると隠れた仕様があったりもして考察しがいのあるカードだった。

なお、実際に使ってみた際の模様はYoutubeでも公開しているので、よかったら見てほしい。

www.youtube.com